「一生、このままでいいのかな……」
数年前、ホテルマンとして働きながら、私は毎日焦っていました。
周りは銀行員や医師といったエリート。それに対して、スキルも自信もない自分。
「何者かになりたい」
そんな泥臭い執念だけで、文系・未経験からエンジニアの世界へ飛び込みました。この記事では、その道のりをリアルに書きます。
なぜエンジニアだったのか?
大学は商学部。新卒でホテルに就職し、宴会場のサービススタッフとして働きました。その後、ホテルの人事部門に異動し、採用活動を担当するようになりました。
人事の仕事は面白かった。でもコロナが来て、採用がほぼゼロになりました。
仕事が減り、時間だけが増えた。そのとき初めて、自分のキャリアを冷静に見つめ直しました。
「自分には、何が残るんだろう」
接客スキル、採用のノウハウ——どれも大切だとは思う。でも業界が変われば通じるかどうか分からない。「手に職がない」という感覚が、じわじわと焦りに変わっていきました。
そこで最初に選んだのが、社会保険労務士(社労士)でした。人事の経験を活かせると思ったからです。社労士事務所に転職しましたが、人間関係がうまくいかず、しばらくして退職しました。
またゼロからのスタート。30代目前で、職歴はジグザグ。次に何をすべきか、全然見えませんでした。
そこでハローワークに相談し、職業訓練校でITを学ぶことにしました。給付金をもらいながら学べると聞いて、「とりあえず行ってみるか」という感覚でした。
職業訓練校での6ヶ月
最初は「自分にプログラミングなんて無理だろう」と思っていました。
でも、PHPを書き始めた頃から少しずつ面白くなってきました。コードを書いたら画面が動く。ロジックが正しければちゃんと動く。その感覚が、これまで味わったことのないものでした。
SQL、HTML、CSS、Linux——飲み込みは決して早くなかった。でも「やればやるだけ前に進む」という感覚があって、それがエンジニアを目指す理由になりました。
訓練校を終えて、転職活動へ。書類を出しては落とされ、面接を受けては手応えを感じられない日が続きました。それでも諦めずに続けて、なんとか内定をもらうことができました。
3年目のリアル:キラキラなんてしてない
現在、エンジニア3年目。正直、今も手取りは20万円ほどです。
「エンジニアになれば即・高年収!」なんて夢のような話ではありません。今でも自分のスキルのなさに落ち込む夜があります。
最近とくに感じているのが、AIが書いたコードを自分で説明できないという壁です。AIに頼めばそれっぽいコードが出てくる。でも「このコードを説明してください」と言われると言葉に詰まる。それが怖い。
職場では PHP・SQL・Vue・AWS を使っています。3年目でようやく少し慣れてきた、という感覚です。
周りと比べて落ち込むことも、まだあります。父は銀行員、兄は検察官、妹は医者。「安定した職業の人たち」に囲まれていると、自分だけ何かが足りない気がする。その劣等感は、正直今もあります。
でも、「あのまま何もしなかった自分」より、今の自分の方がずっと好きです。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、きれいごと抜きの「IT転職のリアル」を発信します。
• 元人事だからわかる「未経験でも採用されるコツ」
• 職業訓練校から現場に出るまでの泥臭い道のり
• エンジニア3年目でもぶつかっている壁と向き合い方
• 文系・遠回り組が感じる劣等感との付き合い方
「自分なんかが……」と悩んでいるあなたへ。完璧じゃなくていい。一緒に、一歩ずつ進んでみませんか?
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